和身塾の講座が終了しました
こんにちは。
Jinです。
昨日で1月から半年間参加させていただいた武道の身体原理を応用した身体の使い方を学ぶ「和身塾」のプログラムが終了しました。
講師陣のサポートも厚く、参加メンバーの意識も高かったので刺激を受け続けた半年でした。
稽古中も飲みの席でも、色々な気付きとフィードバックをいただき感謝です。
鴨谷先生、青木先生はじめ講師の皆さま、一緒に学ばせていただいた皆さま、ありがとうございました。
変化できたこともたくさんありますが、言語化できないと再現できない私にはまだまだできないこと、わからないこと、課題もたくさんあり、これで終わりではなくこれからだなあというのが正直なところです。
勉強に終わりはありませんね。
変化できたことは、まずは稽古に参加するためにお休みいただいたinStyleのレッスンやセッションにてアウトプットしていきます。
Jin
びわこ成蹊スポーツ大学で開脚システム
今日は美構造®️の藤原先生のお誘いで、藤原先生の師匠である古武術で知られる高橋佳三先生のびわこ成蹊スポーツ大学で開脚システムをお伝えする授業に参加させていただきました。
程度の差はありましたが、スポーツをしている学生さんにも開脚システムの効果はしっかりと見られました。
お〜という反応が方々であがっていたのが嬉しいですね。こんなに開くとは思わなかった、という声もいただきました。
YOKO.T先生のふわふわ倒立は残念ながら時間切れでしたが、熱心な生徒さんが休み時間に一生懸命練習していました。
授業の後は佳三先生の講義も受けさせていただき、贅沢な時間でした。
今日の気付きもいつか披露したいと思います。
藤原先生、高橋佳三先生、一緒に参加したインストラクターの皆さん、学生の皆さん、ありがとうございました。
ヨガと武道のワークショップ
昨日inStyle千葉スタジオで和身塾講師の鴨谷先生をお招きして「ヨガと武道」というワークショップを開催しました。
一部の筋力に頼らず、身体を統一体として扱う武道のからだの使い方は、ヨガとも相性が良いと考えています。プルプルどこかの筋肉が頑張っているときは、自分で思っているほど力を伝えられていないことが多いです。
感じることで体性感覚を活性化して、背骨の存在感を持って動くと、驚くほど手足が軽くなって、力が伝えられるようになります。
今回はいろいろなワークを通して、ヨガのアーサナにつなげていきました。
鴨谷先生の説得力のある動きとワークで、武道のからだの使い方の良さを皆さんにお伝えできました。
普段よりも楽に動けたり、可動域を増やせたり、といった体験を味わえていただけたと思います。
私もクラスで取り入れ始めていますので、ご興味ある方は、土曜日のinStyle千葉スタジオまでお越しください。
5月19日(土)にinStyle千葉スタジオで「ヨガと筋膜」のワークショップを開催します。今回の武道の身体の使い方の一部を筋膜的にお伝えしようと思いますので、是非ご参加ください。
詳細はinStyleのイベントページをご覧ください。
YOGA×筋膜アナトミー勉強会
4月11日に京都、4月19日に東京でお声がけいただき、美構造Ⓡ主催でYOGA×筋膜アナトミー勉強会を開催しました。
inStyle関係以外では初のセミナーで、しかも開脚システム、フェイシャル、ボディーストラクチャーヨガなどそれぞれバックボーンをお持ちの方々が参加されるということで、資料、構成と気合を入れて臨みました。
養成ではこちらからお伝えする内容やワークをそのまま実行する生徒さんが多いのですが、今回は自分の技にしようという意気込みが伝わってきます。質問内容も深い。その反応についつい予定外のことまで披露させていただきました。
しかも、お伝えするばかりではなく、私自身も新たな発見がありました。藤原先生からも色々と提案いただき、勉強になりました。
筋膜というと、一般的には筋膜リリースが知られています。でも、リリースだけではなく活性化するという考え方を取り入れると用途が広がると考えています。
私自身も美構造Ⓡから気付きを得てワークの幅を広げたところもあるので、参加いただいた皆さんの感覚とあったようで、高評価をいただきました。
また機会がありましたらよろしくお願いします。
今回は、ありがとうございました。
5月19日(土)にinStyle千葉スタジオで「ヨガと筋膜」のワークショップを開催します。こちらは今回よりもシンプルでわかりやすい内容にしようと考えています。
興味を持っていただけたら、inStyleのイベントページをご覧ください。
筋膜系の機能解剖アトラス
今まで筋膜の専門書と言えば「アナトミー・トレイン 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線」や「筋膜マニピュレーション 」、「人体の張力ネットワーク 膜・筋膜―最新知見と治療アプローチ」といった書籍がありました。
「アナトミー・トレイン 」と「筋膜マニピュレーション 」は筋膜のつながりを中心に表現されていて、ヨガやボディワークの参考になります。
「人体の張力ネットワーク 膜・筋膜―最新知見と治療アプローチ」は筋膜の構成、システムに関することが体系的に書かれていて、調べごとがあると参考にさせてもらっていましたが、様々な論文を集めた構成になっているので統一感に欠けているところもありました。
「筋膜系の機能解剖アトラス」は浅筋膜、深筋膜、筋筋膜など筋膜の情報が体系的にまとめられていて、写真も豊富です。
私が今まで疑問だったところ、あいまいだったところも解決できました。
筋膜を勉強している人、活用している人にはお勧めの書籍です。
ただ、写真がかなり生々しいです。
私の勉強拠点の喫茶店で開くと迷惑ですし、家で夜開くのもどうかと思うので、なかなか読み進められていません。
今は私の担当レッスン前後にスタジオの隅で少しずつ読ませてもらっています。
人の生きた筋膜の構造
今年に入って「人の生きた筋膜の構造」、「筋膜系の機能解剖アトラス」という筋膜に関する2冊の専門書が翻訳発売されました。
この記事では「人の生きた筋膜の構造」を紹介します。
「内視鏡検査を通して示される細胞外マトリックスと細胞」という副題にあるように、手術中に内視鏡で撮影した写真が多数掲載されています。
従来の筋膜関連の本では検体から筋膜を取り出して筋膜・筋肉のつながりを説明する写真が主だったので、主旨がかなりが違います。
筋膜の特徴としてテンセグリティ(張力のマトリックス構造)があります。
今まではマクロな筋膜のつながりとしてイメージしていましたが、この本を見ると微小な細胞レベルでもマトリックス構造が形成されていることがわかります。
芸術的とも言える写真の数々から、テンセグリティ、フラクタル構造、連続性といった人体の神秘が感じられます。
DVDがついているのも嬉しいですね。
この本を見ていると、筋膜に対するアプローチの質が変わる(上がる)ような気がします。
自分自身の変化も楽しみです。
アームラインについて
お世話になっているヨガスタジオinStyleでのRYT200の筋膜講座が先週の土曜日にありました。アナトミートレインで提唱されている各ラインとヨガのつながりもお伝えしているのですが、今までアームラインについては親指側から前面へのつながりと小指から肩甲骨へのつながり、薬指で軸を体感するワークが中心で、他のラインに比べて少し深さが足りない、と感じていました。
今回は再受講の受講生もいたこともあり、オープンパス、和身塾や美構造Ⓡでの学びから肝だと感じている腕の使い方(体幹へのつなげ方、力のつかえ方)をヨガへ展開できる形にしてお伝えしました(テキストは各回共通ですが、メンバーの興味や反応に合わせてワークは多少変化します)。受講生の反応は上々だったと思います。
500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒選手は、古武術の身体の使い方を取り入れているそうです。古武術とスポーツはきっと相性が良いのでしょう。ヨガと古武術も一見違うもののようで力の方向性や意識の仕方など類似性が多いです。最近感じるのは、いろいろな身体操法での身体の動かし方、意識の仕方は根底の部分では共通していることが多いということ。ちょっと行き詰った時に他の分野に目を向けると自分にしっくりくる表現でわからなかったことを説明してくれていることがあります。私の場合は上位の概念に筋膜をおいていますが(いろいろな身体の使い方を包括できて私にとっては考えやすい)、それぞれ納得できるもので捉えれば良いと思います。もちろん、別々のものとして捉えてもOK。
次回から2コマだった講義が1コマになるので、これまでのような深さは出せないかもしれませんが、受講生に興味を持っていただけるような構成にしたいと思います。
深い講義は別途提案できるように準備中です。