airymotion 〜ボディワーク&ホリスティックヨガ〜

筋膜、ソマティクス、ホリスティックをキーワードに、心地良いからだ作りを提案します

ホリスティックヨガ: 部分にフォーカスする

 こんにちは、Jinです。

 

先週は「部分にフォーカスする」をテーマにしました。

体をつなげる、統一体を目指して行きたいのですが、つなげる、つながる感覚が

わからない生徒さんもいます。

そこで時折部分にフォーカスする日を入れます。

部分を増やすと点が線になりつながるからです。

 

今回はMET(マッスルエナジーテクニック)で部分にフォーカスしました。

METは可動域の制限からさらに動かしてストレッチするのではなく、

制限から壁を作った状態で反対方向に筋肉を働かせて等尺性収縮を起こします。

これを10〜15秒程度キープしてから解除すると、先ほどの制限よりも動くようになります。

等尺性収縮は収縮しながら腱は伸びている状態になるので、解除すると緩むわけです。

もう一つ神経系の働きがありますがここでは割愛します。

 

これは色々なアーサナに応用できるので試してみてください。

 

例えば、長座前屈では制限までいったら踵を床に押し付けるようにして10〜15秒キープします。

解除後に先ほどよりも深く前屈できると思います。

 

最近はこのMETを進化させて、この力を背骨や背骨を通して反対側の末端まで力を流すこともしていきます。

部分から全体へ、からだをつなげるというわけです。

筋膜から操体法?

こんにちは、Jinです。

 

先日講座で筋膜のつながりをお伝えしていたら

それに合わせて動く受講生がいました。

普段は制限がかかっているところを探知するために使っていましたが、

制限=不快だとすると、快の方向に動きたくなる人がいてもおかしくありません。

その動きを見ていて操体法に通じるかもしれない、と思いました。

 

もしかしたら、クライアントさん自身で違和感に気が付いて

対応することを促すことができるかもしれません。

 

検証してみます。

 

びわこ成蹊スポーツ大学で授業をしてきました

こんにちは、Jinです。

 

昨日びわこ成蹊スポーツ大学高橋佳三教授にお招きいただき、

美構造開脚チームで1コマ授業をしてきました。

 

柔らかな筋肉を知覚してから動く、開脚するという感覚的なテーマをお伝えしました。

筋肉を鍛える、ストレッチするを普段やっている生徒の皆さんにはわかりづらかったかもしれません。

でも、からだをつなげることの大切さ、その方法の一つとして生徒さんの中に何か残っていたら嬉しいです。

 

それにしても、高橋教授の身体操法の授業を受けられるなんて羨ましい。

 

変化に気付いたときの笑顔が良かったですね。:

 

高橋先生、藤原先生、ありがとうございました。

 

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筋膜はどういうものか

こんにちは、Jinです。

 

今日は筋膜はどういうものなのか書いていきます。

 

一言で言ってしまえば、からだのほとんどの組織、器官を包む膜状の組織で、

組織・器官の隙間にも存在します。

鶏のササミに見られる膜、牛スジに見られる繊維状のものをイメージしてもらえれば良いです。

 

筋膜という言葉に「筋」が入っているので、筋肉を包む膜(筋筋膜)と思っている人もいると思いますが、上記のように筋膜はもっと広い範囲の言葉です。

英語ではFasciaと言い、筋肉要素はありませんが、訳すときに筋を入れてしまったのか、訳者が筋筋膜のみを連想したのかもしれません。

 

筋肉を包む膜と捉えると、ストレッチと同じ概念で筋膜ストレッチなどという言葉が連想されます。

これはこれで正しくはありますが、影響範囲が限定されてしまうのでもったいないな、と思います。

筋膜をからだのあらゆるものを包むものと捉えると、そこにつながりがうまれて広範囲に影響を及びせるようになります。

 

私も筋膜にアプローチしていますが、筋肉やコンパートメント(隙間)に限定してアプローチすると不思議とその範囲にしか影響が及びません。

ところが、つながっていると考えてアプローチすると広範囲に影響が及ぶのです。

 

こういうところが面白い。

 

 

 

なぜ筋膜という言葉が広がったのか

こんばんは、Jinです。

 

今までそのときやっていることを記事に書いていましたが、

筋膜について何回かにわたって書いてみたいと思います。

 

いまは筋膜という言葉が一般的に浸透して来たと感じています。

ヨガの養成講座では数年前は筋膜という言葉を聞いたことがありますか?

という問いに手を挙げるのは半分くらいでしたが、

今はほぼ知っていると返ってきます。

ヨガやボディワーク関連ではない知り合いに筋膜と言っても聞いたことがある、

と答える人が多くなりました。

 

私が筋膜という言葉を知ったのは10年くらい前でしたが、

当時は筋膜関連の本は専門書、一般書を合わせて10冊もなかったと思います。

 

それが段々増えて来て、2、3年前は毎月のように筋膜関連の一般書が発売されていました。

 

筋膜は突然現れたものではありません。

筋肉や内臓、骨を包む、その間にある組織として昔から存在していましたが

筋膜の機能はあまり理解されておらず、

外科手術ではアプローチしたい組織にとって邪魔なものとして扱われることも

あったようです。

ロルフィングオステオパシー、一部の整体では筋膜に着目したアプローチが

行われていたようですが、

筋膜に関する学会が行われたのが2007年が最初ということで

いかに脚光を浴びていなかったのがわかります。

 

なぜこんなに筋膜が広がったのでしょうか。

研究が進んだこと、

それまでの個別の筋肉、関節などにアプローチする方法では

効果が出ないといったことがあったのかもしれませんが、

部分ではなくつながり、全体にアプローチするホーリズムの考え方が

今の時代に合っていたのでしょう。

 

私が筋膜に惹かれたのも筋膜のつながりです。

前屈に制限をかけているのはハムストリングスだと思うと、

ハムストリングスばかりストレッチしてみても柔らかくならない、

前屈が深まらない、状況になかば諦めていました。

でも、前屈が深まらないのはハムストリングスだけが原因ではない、

他が原因かもしれない、という筋膜のつながりを面白いと思ったのです。

例えば、額を緩めると前屈が深まります。

 

そして、私の筋膜の学びが始まります。

 

 

長くなったので、続きは次回にします。

 

 

JIN

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トレインリリース・セミナー 5/27(月)京都

こんにちは、Jinです。

 

ゴールデンウィークに開催して好評だった

筋膜のつながりを利用して癒着・拘縮箇所を次々に特定していく

オリジナルテクニック、
トレインリリーステクニック・セミナーを京都で開催します。

 

トレインリリーステクニック・セミナー
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5/27(月) 10:00-13:00
場所:京都
費用:30,000円
定員:4名
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通常、クライアントさんの主訴に基づいて姿勢分析やカウンセリングで
アプローチ対象を決めていると思います。


でも、

・思ったような効果が出ない
・なかなか弛まない
・対応したつもりでも「まだ治っていない」と言われる
といった経験はないでしょうか。

 

そういう場合は、別の箇所に原因があることが多いと考えています。

このセミナーでは、筋膜の張力を利用して癒着・拘縮箇所を特定していく方法をお伝えします。
順に追っていくので、最初のアプローチ箇所に拘わらず発痛源にたどり着けます。

 

癒着・拘縮箇所がわかれば、
皆さんが既に習得している手技やストレッチなどで対応いただければ良いですが、
このセミナーではリリース方法として、
・拘縮箇所と自分のからだをつなげることにより弛める方法
・筋膜リリース基礎
も合わせてお伝えします。

トレインリリーステクニックを
皆さんの分析、手技にプラスαとしていかがですか。


■トレインリリーステクニックでできること
・筋膜にアプローチできるようになる
・筋膜の張力により、癒着・拘縮箇所を特定できるようになる
・からだのつながりを利用したリリース方法を勉強できる
・筋膜リリースを練習できる

 

▪️特典

受講後Facebookページや練習会でフォローします。

 

ご検討よろしくお願いします。

 

申し込み、お問い合わせはこちらからお願いします

 

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ホリスティックヨガ:バンダと呼吸

こんにちは、Jinです。

昨日のレッスンではバンダをテーマにしました。

 

バンダとは、サンスクリット語で「締める」、「制御する」などと言った意味です。

主要なバンダはムーラバンダ、ウディヤナバンダ、ジャーランダラバンダの3つ。

それぞれ、骨盤底、仙骨前、喉付近のことを指します。

「締める」という語源のイメージからつい、力を入れ過ぎてしまう事が多いです。

そうすると、呼吸がしづらくなりますし、動作も重たくなり、安定感も損なわれます。

 

私はMaxの1/4くらいの力くらいでコントロールするのがちょうど良いと考えています。

でも1/4もずっと意識するのは練習しないと難しいです。

 

昨日は、手首、肘、肩、足首、膝、股関節の6つの関節のバンダを締めて、呼吸を体に満たすことを練習しました。

6つの関節のバンダは関節を固めるのではなく、はめる、もしくは緊張を取るように入れていきます。

筋肉を使おうとすると、その部分が強調されてしまい、バランスが崩れてしまいます。

まずできるだけ緊張を取った状態で関節をはめて蓋をしていきます。

そうすると、呼吸をすると呼吸が指先、足先まで届きます。

風船膨らませるようなイメージです。

でも、膨らみ続けるわけではなく、蓋をしているので内圧が高まる状態です。

可能であれば、この内圧を段々背骨の方に筒状に寄せていきます。

 

この、呼吸が満たされた状態を常に意識してアーサナを取っていきます。

例えば、ウタナーサナからアルダウタナーサナに移行する時、

呼吸が満たされていないと背筋を使って胸を持ち上げてしまいがちです。

ウタナーサナの状態で呼吸を満たすと、もう一呼吸吸う時に自然に胸が開いていきます。

つまり、呼吸で体をコントロールできるわけです。

このアプローチはクラスでは初めて行ったので難しかったようですが、明らかに動きの質が違っていました。

またこのテーマでレッスンをしたいと思います。

 

 

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