airymotion 〜ボディワーク&ホリスティックヨガ〜

筋膜、ソマティクス、ホリスティックをキーワードに、心地良いからだ作りを提案します

なぜ筋膜という言葉が広がったのか

こんばんは、Jinです。

 

今までそのときやっていることを記事に書いていましたが、

筋膜について何回かにわたって書いてみたいと思います。

 

いまは筋膜という言葉が一般的に浸透して来たと感じています。

ヨガの養成講座では数年前は筋膜という言葉を聞いたことがありますか?

という問いに手を挙げるのは半分くらいでしたが、

今はほぼ知っていると返ってきます。

ヨガやボディワーク関連ではない知り合いに筋膜と言っても聞いたことがある、

と答える人が多くなりました。

 

私が筋膜という言葉を知ったのは10年くらい前でしたが、

当時は筋膜関連の本は専門書、一般書を合わせて10冊もなかったと思います。

 

それが段々増えて来て、2、3年前は毎月のように筋膜関連の一般書が発売されていました。

 

筋膜は突然現れたものではありません。

筋肉や内臓、骨を包む、その間にある組織として昔から存在していましたが

筋膜の機能はあまり理解されておらず、

外科手術ではアプローチしたい組織にとって邪魔なものとして扱われることも

あったようです。

ロルフィングオステオパシー、一部の整体では筋膜に着目したアプローチが

行われていたようですが、

筋膜に関する学会が行われたのが2007年が最初ということで

いかに脚光を浴びていなかったのがわかります。

 

なぜこんなに筋膜が広がったのでしょうか。

研究が進んだこと、

それまでの個別の筋肉、関節などにアプローチする方法では

効果が出ないといったことがあったのかもしれませんが、

部分ではなくつながり、全体にアプローチするホーリズムの考え方が

今の時代に合っていたのでしょう。

 

私が筋膜に惹かれたのも筋膜のつながりです。

前屈に制限をかけているのはハムストリングスだと思うと、

ハムストリングスばかりストレッチしてみても柔らかくならない、

前屈が深まらない、状況になかば諦めていました。

でも、前屈が深まらないのはハムストリングスだけが原因ではない、

他が原因かもしれない、という筋膜のつながりを面白いと思ったのです。

例えば、額を緩めると前屈が深まります。

 

そして、私の筋膜の学びが始まります。

 

 

長くなったので、続きは次回にします。

 

 

JIN