ソマティカルワーク
ソマティカルワーク(オープンパス・メソッド®️)は、ソマティクスという技法を使って脳神経系に働きかけ、体性感覚を高めることによって身体機能を改善するボディワークです。
脳神経系というと難しいと思われるかもしれませんが、身体を動かす指令を出しているのは脳、指令を伝える経路が神経です。
動きの改善には脳神経系への働きかけが欠かせません。
例えば手を挙げる動作をするときに、だいたいいつも同じように動いていないでしょうか?どこの筋肉がどういう風に動いているか意識しませんよね?
動きは習慣だったり癖だったり、練習の成果などで作られます。
それがカラダにとって効率的であれば良いのですが、そうではないことがあります。
そういう習慣的な動きを変えるのは大変です。
ソマティカルワークでは、感覚していただきながら実際に動いていただくことで、動き、
コーディネーションやパフォーマンスなどを改善していきます。
セッションは、
1.カウンセリング
2.姿勢分析
3.ワーク
4.フィードバック
という構成で行います。
カウンセリングと姿勢分析により、クライアント様の要望から主訴、アプローチする箇所を決めていきます。
ワークは私が誘導しながらクライアント様に感覚していただいたり、動いていただくことで、クライアント様の体性感覚を高めることで、動きの質を変え、その状態が長続きするように働きかけます。
ヨガやダンス、武道など身体の感覚を大事にしている方、動きの質を高めたい方にオススメです。
ファシャワーク
ファシャワーク(オープンパス・メソッド®️)とは、筋肉や骨、内臓など身体中の組織を覆う筋膜に働きかけ、身体構造の改善を目指すボディワークです。
筋膜リリースという言葉の方が馴染み深いでしょうか。
筋膜が癒着したり拘縮したりすると、歪みや違和感、痛みが発生したり、筋肉の動きが妨げられ、運動能力が低下します。
窮屈な服を着たような動きづらい感じに似ていると思います。
ファシャワークではそれらの解消を目的とし、特に慢性的な不快感や歪みの解消に効果があります。
セッションは、
1.カウンセリング
2.姿勢分析
3.手技
4.フィードバック
という構成で行います。
肩が凝っているという訴えに対して、もちろん肩にもアプローチしますが、原因箇所は別にあることがあり、そこにアプローチしないと根本的な解決にはなりません。
カウンセリングと姿勢分析により、クライアント様の要望から主訴、アプローチする箇所を導きます。
手技は私がクライアント様にアプローチしていきますが、クライアント様に感覚していただいたり、少し動いていただくことで、クライアント様の体性感覚に働きかけるのも特徴です。体性感覚に働きかけることで、リリースが早く行われたり、カラダが心地良い状態を覚えるので良い状態が持続しやすくなります。
ヨガやダンス、武道など身体の感覚を大事にしている方にもオススメです。
ビジュアルで学ぶ 筋膜リリーステクニックVol.1 -肩、骨盤、下肢・足部-
先週発売された「ビジュアルで学ぶ 筋膜リリーステクニックVol.1 -肩、骨盤、下肢・足部- 」は前半で筋膜そのものの説明、リリースで何が起こっているかなど解説されています。
私としてはここだけでも勉強になります。
テクニックについてもその症状の原因からアプローチ方法まで丁寧に描かれており、さらに動画サイトへのリンクが付いています。
ここ1,2年で筋膜関連の書籍が増えて来ました。
そうすると、こういう丁寧な本だったり、違う視点から書かれたりと勉強になりますね。
今後セッションをして行くに辺り、参考になることが多そうです。
アレクサンダー・テクニックの使い方―「リアリティ」を読み解く
アレクサンダー・テクニークは、三大ボディワークの一つと言われ、約100年前にオーストラリアのオペラ俳優のフレデリック・マサイアス・アレクサンダーによって広められた身体操法です。
自身が舞台で声が出なくなったのは身体の使い方にあると突き止め、それを改善する意識の仕方、身体の使い方を見つけ出しました。
ボディワーカーだけではなく、音楽家に向けの書籍も多数あります。
最近では日本人作者の書籍も見られるようになりましたが、10年ほど前は邦訳本ばかりでした。
たまに酔ってしまうような訳本もありますが、アレクサンダー・テクニークの場合は「頭を上に、前に」などわかるようでわからない、本当にこれが心地良いのか?と思うような表現が多いと感じていました。
この本は、「アレクサンダー・テクニークにできること―痛みに負けない「からだの使い方」を学ぶ 」の訳者が、「頭を上に、前に」など特有の表現の意図するところを欧米文化との違いを踏まえて丁寧に解説しています。
テクニック本と言うよりはボディワークの解説書と言えるでしょう。
ヨガを含めて、身体の使い方に意識を持つようなボディワークを行っている人にはお薦めの本です。
ホリスティックヨガ
私はホリスティックヨガというタイトルでヨガを行っています。
ホリスティックとは、全体性、つながり、バランスといった意味の言葉で、ギリシャ語のholosという言葉が語源とされます。
例えば、肩が痛くて病院に行った時、診療されるのは恐らく訴えたところの周辺だと思います。でも、痛みを引き起こしているのは肩ではなく腰かもしれません。からだは繋がっているので全体を見ていくことが必要になります。これがホリスティックな捉え方です。
ヨガには色々な流派がありますが、私が卒業したinStyleの養成はフリースタイルだったので、特に決まったクラス名はありません。
当時並行して勉強していたロルファーの小鹿有紀先生のセミナータイトル(動きの指導者のためのホリスティックセミナー)のホリスティックという言葉が伝えたいことにぴったりで響きも良かったので、自分のクラスのタイトルにしました。
現在のホリスティックヨガは上記のセミナーやオープンパスで勉強したソマティクス、ファシャワークなどのボディワークの考え方を取り入れた、
・からだの状態やバランスの違いに気付いて快適な状態に整える
・無理のない効率的なからだの使い方を練習する
・心地良いからだのための意識の仕方を練習する
・普段の生活に応用できる
クラスになります。
アーサナは目的ではなく、気付きのために用いるのでシンプルなアーサナが中心になります。
興味のある方はinStyle千葉スタジオで土曜日13:30から行っているクラスにご参加ください。
プライベート的なクラスもタイミングが合えば受け付けております。
inStyleのHPはこちら
オープンパスメソッド)はこちら
小鹿有紀先生のブログはこちら
感じる力でからだが変わる: 新しい姿勢のルール
どうすればからだを快適な状態にできるか、ということをロルフィングやロルフムーブメントの視点で解説してくれています。
日本語訳には違和感を感じる表現もありますが、内容的にはよくまとまっていますし、新鮮だと思います。
一つ前の記事で紹介した小鹿有紀先生のセミナーで学んだ内容が思い出されます。
意識の仕方でからだは変わります。
ボディワークに興味がある方は是非読んでみてください。
硬いからだもムリなく伸びる! らくらくストレッチ
私が数年前ムーブメントやホリスティックセミナーでお世話になったアドバンスロルファーの小鹿有紀先生の書籍(共著:宮尾昌明)。
セミナーで勉強した内容が私のホリスティックヨガの原点になっています。
今はそれにソマティクス、筋膜リリースがプラスしています。
さて、本の紹介に移ります。
ついつい硬くて制限がかかっている箇所だけをストレッチしてしまいますが、軽減法がありますので、部分部分にアプローチしながらも体のつながりを感じながら気持ち良く伸ばすことができます。
筋膜の勉強が深まって来た今読み返すと、当時先生が筋膜にフォーカスしたストレッチの本、と言っていた意味がよくわかります。
お薦めです。
小鹿有紀先生のブログはこちら。
からだに関する情報がたくさん紹介されています。